交通事故から命を守ろう! その2

 前回の県政改革「交通事故から命を守ろう! その1」の配布を始めた1月21日に、茅ケ崎市の国道で小学一年生の男の子が車にはねられて尊い命を失いました。ご家族のご心情をお察し致しますとともに、心からご冥福をお祈り致します。この「魔の7歳問題」については、今後も折にふれ注意喚起すべきものと考えています。
また「魔の7歳問題」は、2月7日から始まる県議会で取り上げ、子どもの通学路の安全確保、交通安全教育の充実等を訴えていく所存です。そして、私の仲間の市議会議員が船橋市議会でも同様に、この問題を取り上げることになっています。

 また、平成30年1月~12月末現在の交通事故死者数を都道府県別に多い順に並べますと、

1位 愛知県  189人 前年比マイナス 11人

2位 千葉県  186人 前年比プラス 32人

3位 埼玉県  175人 前年比マイナス 2人

となります。
 交通事故死者数186人のうち高齢者は97人(歩行中41人、自転車乗車中20人、二輪車乗車中9人、四輪車乗車中27人)で、県内の交通事故死者数の半分以上は高齢者です。
 人生100年時代、高齢者が今以上に積極的に社会参加をし、また気軽に外出できる道路・交通環境を整備しなければなりません。そのために平成十八年に制定されたのが「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー新法)です。この法の精神に基づき今、私は皆様が常日頃通っている「生活道路」の安全点検が急務であると考えます。
 現在、県では成田空港と首都圏を最短で結ぶ高規格幹線道路「北千葉道路」や都心からおおむね半径40〜60キロメートル の位置を環状に結ぶ高規格幹線道路「圏央道」の完成を目指し、工事を急ピッチに進めています。それは千葉県を発展させるために必要なことですが、子どもや高齢者などの交通弱者の命を守るべく、私は「生活道路」の安全に力点を置き、この問題も県議会で取り上げる所存です。

平成31年2月3日       野田たけひこ