残念ながら、今回の千葉県知事選挙では、この人でなければという候補者がおらず、民進党は自主投票となりました。選挙期間中に「県政改革」をお配りする活動は控え、皆様には大変ご無沙汰を致しました。
さて平成29年度第1回定例県議会は、県知事選挙があったため、例年より開催時期が早まり、2月1日に開会し、3月1日に閉会しました。この議会では私が作成し、民進党の仲間の議員のご賛同を頂き提出した「ユニバーサルデザインタクシーの導入促進を求める意見書」なども審議されましたが、本会議では自民・公明のみが反対し採択されませんでした。
ユニバーサルデザイン(UD)タクシーについては、すでに皆様にお知らせしていますが、「車イス乗降口やスロープなどが整備され、もちろん健康な方もご利用でき、運賃も一般のタクシーと同じタクシー」です。また国土交通省は「移動等円滑化の促進に関する基本方針」において、UDタクシーを含む福祉タクシーの整備目標を、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに全国で2万8,000台にする目標を立てました。そして、それに呼応して横浜市では、タクシー事業者福祉車両導入促進事業」を立ち上げ、一般タクシー事業者がUDタクシー車両を購入する際の費用の一部を助成しています。東京都も一般タクシー事業者等がUDタクシーを購入する際の補助制度をつくりました。愛知県でも補助制度導入を検討しています。
しかしUDタクシーを含む福祉タクシーの総数は平成28年3月末現在1万5,026台と前年に比べ382台増の微増に留まっています。ちなみに千葉県のUDタクシーの総数は平成28年3月末現在25台で、東京オリンピック・パラリンピック開催時に世界の車イス利用者が円滑に移動できるか危惧されています。 千葉県は東京オリンピック・パラリンピックの開催県なのに自民・公明は、車イス利用者の立場に立った考えは無いようです。
平成29年3月27日 野田たけひこ