6月3日の読売新聞・千葉版、翌日の千葉日報・千葉版で「全国骨髄バンク推進連絡会」が骨髄バンクへの登録を呼びかける「日本縦断キャラバン」の一環で県こども病院等に立ち寄ったことが報道されました。私が先週の6月1日から皆様にお配りした私のビラの内容も、たまたまですが「骨髄移植の問題点について」でした。
先週のビラにも書きましたが、私は骨髄バンクにドナー(提供者)登録しているものの、白血球の型が適合する人が見つかっていないため、まだ骨髄を提供したことはありません。ですから、あまり偉そうなことは言えませんので、「骨髄バンク」への登録や実際の骨髄提供等についての予備知識的なものを、釈迦に説法かもしれませんが、皆様にお知らせします。
まず骨髄バンクへの登録ですが、お近くの献血ルームなどが窓口になっています。対象は年齢が18歳以上、54歳以下で健康な方、体重は男性45㎏以上で女性は40㎏以上の方等に限られます。また病歴等により登録できないことがあります。詳しくは窓口等でお聞きになって下さい。登録のために採血しますが、それも約2ミリリットルとごくわずかです。「全国骨髄バンク推進連絡会」のパンフレットには、登録手続きの所要時間は15分~30分となっており、私の場合も、登録そのものは極めて簡単だったと記憶しています。
その後、白血球の型が適合する人が見つかった等で、ドナー候補者(最大5名)として選ばれたならば、一連の適合通知がご自宅に郵送され、提供への意思確認等が行われます。意思確認等の後、病院での確認検査、候補者の中から最もふさわしい候補者を選定、提供への最終同意、術前健康診断等がなさます。
骨髄採取のための入院は約4~5日で、採取のための手術は約2~3時間です。気になるのは痛みについてですが、手術そのものは全身麻酔ですので痛みは感じないそうです。術後の採取部位の痛みも、体験者によれば「鈍痛が退院後少しあった」「全然感じなかった」等、個人差があるようです。またドナー登録や骨髄提供の際の検査費用、入院費等は一切かかりません。
紙面の都合により、かなり端折って書きましたので、詳しくお知りになりたい方は最寄りの献血ルームにあるパンフレットや「日本骨髄バンク」のホームページhttp://www.jmdp.or.jp/ 等をご覧下さい。