新年明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。昨年同様今年も引き続き、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
さて皆様、今年のお正月もお餅を召し上がりましたでしょうか? 今年は、もち米やのし餅を購入する際に、その価格が高いことに驚かれた方も多かったのではと推察致します。
これは、令和6年から続く米の価格高騰の影響です。この価格高騰の理由として令和5年の夏の高温による収穫減、諸物価高騰による生産・物流コストの上昇、また令和6年から続く供給不安による高値での集荷競争などが挙げられています。
その影響により、昨年の令和7年も引き続き米の価格は過去最高値を更新しました。大手スーパーでは、10㎏で9,000円近い価格になるなど深刻化を増しました。皆様がお正月に召し上がったお餅が高かったのも、まさにこの影響によるものです。
ちなみに、新米の流通価格や店頭価格の指標になっているのは、JA(農業協同組合)などの集荷業者が、農家から米を買い取る際、販売価格が確定する前に支払う一時的な前払い金(概算金)です。もち米の主要産地である秋田、新潟ではこの概算金は60㎏当たり、秋田県で2万8千円、新潟県で3万7千円などとなり、いずれも前年のおよそ2倍の価格となりました。
では、今後も米の価格高騰は続くのでしょうか。農水省が昨年12月に公表した資料によると、スーパーなどの店頭に「新米」として出回る令和7年産主食用米の収穫量は、718万1千トンと前年に⽐べ、66万2千トンの増加となっています。
これは地球温暖化の影響による記録的な猛暑にもかかわらず、「令和の米騒動」ともいわれる米価高騰を受け、米づくり農家が作付け面積を大幅に増やしたお陰によるものです。
消費者の需要を満たす以上に米が供給されることは望ましいことであり、価格高騰の終息を期待されますが、現在、スーパーなどの店頭には令和6年産米の在庫が残る中、国が緊急放出した備蓄米や、米国から緊急輸入したカリフォルニア米なども並んでいます。そこに令和7年産米も加わりますので、明らかに供給過多となります。これは市場原理に則れば、今後米の価格は、安くなると考えられます。
その一方で令和7年産米の価格暴落や、今年の米づくり農家への一時的な前払い金(概算金)への悪影響を懸念する声も寄せられています。
元来米の価格は、生産者である農家と消費者が互いに納得できるものでなければなりません。私はそのような観点から、昨年も米に係る様々な提言を致しました。今年も引き続き、我が国の主食である米について、積極的に提言していく所存です。
末筆ながら、本年も皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
