シトラスリボン その2

 9月6日発行の「県政改革」で、「シトラスリボンプロジェクト」を取り上げました。
この運動は、趣旨に賛同した方が、地域・家庭・職場や学校を象徴する「3つの輪」をかたどった「シトラス(愛媛県特産の柑橘類、薄緑色)リボン」を、手作りし、自ら身につけたり、またお知り合いにプレゼントすること等により、新型コロナウイルスに感染した人やその家族、医療従事者等に「私は応援しているよ」という気持ちを伝えることと、感染者が差別を受けにくい環境を整えていこうというもので、声高な主張ではなく共感を軸にして無理なく主張せず活動していくことを目指していますので、この運動に参加するのに特に難しいことはありません。
そして私の「県政改革」の記事を見て、この運動の趣旨に賛同してくれた同志である高橋けんたろう船橋市議が、9月9日に市議会で「市内の医療従事者、感染者やその家族に対して、目に見える形で応援するためにも、(シトラスリボンの)活動に賛同の方向で検討してはいかがか。まずは、市のホームページで紹介するなどしてはいかがか」との質問をしてくれました。
それに対して市は「(シトラスリボンの運動は)新型コロナウイルス陽性患者や医療従事者に対して、偏見や差別をなくすことの一助に寄与していると認識しています。こうしたことから本市と致しましても、運動への参加につきまして率先して参加していくことで、その輪が広がることが期待できますので、他市の事例を参考に、どのような内容と手段で取り組むか検討を始めたところです」との答弁をしています。そして今、この運動は個人のみならず全国の企業や自治体にも賛同者が増えています。
また9月25日に行われる、千葉県議会の我が会派の代表質問においても、私の「思いやりの輪」を広げようとの思いに応えて頂き、「シトラスリボンプロジェクト」についても取り上げ、千葉県における新型コロナウイルス感染症への差別、誹謗中傷の現状と県としての、その対策はどうなのかについて質問することになっています。
さて孔子は、仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌という様々な徳目の中で、「仁」(思いやり、慈しみ)を最上位のものとし、政治は「仁政」であるべきだと説いています。そして私も「仁」に基づき、民族や宗教、思想信条、性別や年齢、障がいの有無等の違いを乗り越え、人を思いやり、人を慈しむ「仁政」が、コロナが猛威を振るう今こそ必要だと考えています。
 皆様も新型コロナウイルスに感染した人やその家族、医療従事者等に「私は応援しているよ」という意思を示すため、「シトラスリボンプロジェクト」に是非ご参加下さい。

令和2年9月22日       野田たけひこ