明けましておめでとうございます。令和2年が皆様にとりまして幸多き年となりますようご祈念申し上げます。
さて、千葉県は県民の生活や県の様々な取り組みに対する県民の関心、 要望、意向等をとらえ、県政推進の基礎資料とするため、昭和50年度から「県政に関する世論調査」を毎年実施しています(平成18年度からは年2回の実施)。昨年も8月23日から9月13日の22日間に、県内在住の満18歳以上の男女3,000名を対象に郵送やオンラインによる調査を実施しました。
その調査結果が昨年12月24日に「第58回県政に関する世論調査」として公表されました。この最新の世論調査でも「県政への要望」の第1位は「災害から県民を守る」でした。この要望は東日本大震災が発災した平成23年以降、8年連続で第1位になっている県民要望です。昨年の台風15号、19号、21号による暴風や大雨で千葉県は甚大な被害を受けたこともあり、この要望は切実なものとなっています。私の県議会における政策提言も皆様にお配りしております「県政改革」の記事も、それを受けて、昨年9月からは災害対応に係ることが多くなりました。昨年に引き続き、今年も「県民の命と財産を守る」ための政策提言を行ってまいります。
そして県政への要望の第2位は「高齢者の福祉を充実する」、第3位は「医療サービス体制を整備する」ことで、この2つも長いこと、変わらぬ順位を保つ切実な要望です。超高齢社会の到来に備えた高齢者福祉の充実をはじめ、埼玉県と全国でワースト1、2位を争うほど、人口に占める医師、看護師不足の現状を改善し、医療体制の整備に努めることも喫緊の課題です。また、県民要望の上位に入っている「障害のある人の福祉や社会参加の支援を充実する」なども推進させなくてはなりません。今年は医療、福祉、介護等の分野でも多くの政策提言を行いたいと考えています。
また船橋市が毎年実施している「船橋市市民意識調査」で市の施策では、調査に答えた市民の5割が「力を入れるべきもの」とした「交通渋滞の緩和や歩行者・自転車利用者の安全に配慮した幹線道路、生活道路の整備」等、船橋市民の要望も、船橋市選出の県会議員として当然ながら、今年もまた県議会で取り上げ、地域の諸課題を解決すべく尽力致します。
皆様のご意見、ご要望、ご期待にお応えすべく精一杯頑張る所存です。本年も引き続きのご指導・ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。
令和2年1月5日 野田たけひこ