9日午前5時頃に千葉市付近に上陸した台風15号により、特に千葉県内において、甚大な被害が発生しました。被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
東京電力から広範囲で生じた停電の全面復旧は13日以降にずれ込む見込みという発表がありました。エアコンが使えず、夜も汗だくで眠れないなど、被災県民の疲労はピークに達しているという報道もされています。また停電により送水ポンプが停止したことから多くの地域で断水となり、お風呂に入れずトイレも流せないなど現時点において、多くの方々が不自由な生活を余儀なくされています。折しも台風一過の猛暑となり、熱中症などの被害も心配です。
千葉県としても復旧復興については、
①東京電力に早期復旧を強く要請。
②県民の不安解消へあらゆる対策を講じる。
③県内市町村、消防、警察などと連絡を密に、全庁一丸で対応する。
ということとなっていますが、いずれにせよ一刻も早い復旧復興を願ってやみません。
先々週に皆様にお配りした県政改革「災害から命を救う!」では、先月末に九州北部を中心に甚大な被害をもたらせた「九州北部豪雨」について取り上げ、「台風や、近年多発するようになった豪雨等にも注意を払い、その備えをし、またいざという時のために、避難方法の確認やご家族との連絡方法なども、あらかじめお決め頂くようお願い致します」という文章を載せたばかりのことでしたが、またあらためて災害への備えにお心配り頂きますようお願い致します。
また停電によりテレビからの情報が得られず固定電話も使えないため、多くの方が災害情報等の入手や家族等との連絡手段としてスマホを利用していますが、バッテリーが切れて情報の入手や連絡ができないという方が続出しました。スーパーの防災グッズコーナーなどには、手動でバッテリー充電ができるものや、乾電池を使用するバッテリーも売っていますので、スマホの充電のため予備バッテリーもあらかじめご用意頂くようお願い致します。
県が毎年行っている調査で、県民の県への要望の第1位は「災害に強い県土づくり」です。私は微力ながら、その要望にお応えするとともに、台風15号の被害からの早急な復旧復興に尽力致します。
令和元年9月12日 野田たけひこ