新年、明けましておめでとうございます。
まず初めに、昨年1月1日に発生した能登半島地震により、いまだ仮設住宅などでの暮らしを余儀なくされている皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。
昨年9月には「能登豪雨」など、大雨の影響で、各地に甚大な被害をもたらしました。これらの災害により、地域社会や生活基盤が脅かされている現実を目の当たりにし、改めて災害への備えの重要性を痛感しております。
さらに、現在も北陸や東北地域では、異常な大雪に見舞われています。例年にない大雪は、道路の寸断や交通の混乱、生活支援の困難を招き、多くの地域住民が苦しんでおります。このような極端な気象現象は、もはや珍しいことではなくなりつつありますが、その原因の一つに地球温暖化が深刻な影響を与えていることは、広く認識されています。
地球温暖化により、極端な気象現象が増加し、予測困難な災害が各地で発生しています。大雨や大雪のほか、台風や猛暑など、自然災害のリスクが高まり、私たちの生活にも大きな影響を及ぼしています。この現象は、温暖化により大気中の水蒸気量が増加し、降水量が増加すること、また、海水温の上昇が気象を変動させるためです。これらの変化により、過去のような安定した天候はもはや期待できない時代に突入しています。
このような中で、私たちの未来に向けた取り組みとして、地球温暖化対策が一層重要となります。温室効果ガスの削減を目指した政策、再生可能エネルギーの普及、さらには省エネや環境に配慮した生活習慣の促進が急務です。千葉県としても、環境負荷の少ない社会づくりを目指し、県民の皆様とともに、持続可能な未来を築いていくことが求められています。
私は、地域の安全・安心な暮らしを守るため、そして地球規模での環境保護に貢献するため、全力で取り組んでいく所存です。災害への備えとしてのインフラ強化、早期の避難誘導体制の整備、さらに気候変動に対応するための政策を推進してまいります。
また、温暖化対策においても、県内の再生可能エネルギーの導入拡大、エコロジーな公共交通機関の整備、そして環境教育の充実を進め、次世代に向けてより良い地球を残していくために、地域とともに取り組みを強化してまいります。
今年も、皆様とともに、温暖化に立ち向かい、災害に強い社会を作り上げるために全力を尽くしてまいります。今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。