新規事業化達成! 県予算獲得! その2

 今年1月に皆様にお配りした「県政改革 福祉タクシー、ユニバーサルデザイン(UD)タクシーについて」では、平成32年(2020年)の東京オリンピック・パラリンピックには、多くの車イス使用者が本県を訪れることが予想され、その方々が円滑に移動するための福祉タクシー、※ユニバーサルデザイン(UD)タクシーが多数必要になります。そこで、一般タクシー事業者などが福祉タクシー、ユニバーサルデザイン(UD)タクシー車両を購入する際の費用の一部を助成し、導入促進を図る制度を県に対して働きかけていく旨をお伝えしました。
 そして今年2月の臨時県議会では、私が作成した「ユニバーサルデザインタクシーの導入促進を求める意見書」(案)を会派の仲間の賛同を得て議会に提出しました。ちなみに、国も東京オリンピック・パラリンピックまでに全国で2万8千台を整備する目標を立てていますが、昨年度末現在、1万5千26台の整備に留まっています。そして、本県にはわずか25台しかありません。この意見書案は多くの会派の賛同を得られましたが、残念ながら自民党、公明党の反対により採択されませんでした。
 私が作成した意見書案は採択されませんでしたが、その後も県に福祉タクシー、ユニバーサルデザイン(UD)タクシー車両購入の助成制度創設を積極的に働きかけてきました。その結果、新規事業化がなされ、予算も獲得しました。その概要をご説明いたします。

福祉タクシー導入促進事業【新規】(健康福祉指導課) 7千万円

高齢者や障害者など、交通弱者の交通手段の確保充実を図るため、福祉タクシー車両導入に必要な経費を助成。

補助対象 福祉タクシー車両購入経費

上 限 額 スロープ車 60万円/台 リフト装着車 80万円/台
(ただし、車両価格の1/3以内)

高齢化の進展にともない、車いす使用者の数も増大しています。車いす使用者、障害者の社会参加の需要が高まる中、交通移動手段の確保は極めて重要です。

平成29年7月2日        野田たけひこ
※ 運賃も一般のタクシーと同じで、足腰の弱い高齢者、車イス使用者などが安心して利用でき、車イス乗降口やスロープなどが整備されたタクシー