平成25年10月の台風26号に伴う大雨で、船橋市内を流れる海老川水系の飯山満川において浸水被害が発生しました。そのこともあり、私もこれまで、あらゆる機会を通して、海老川・飯山満川の抜本的な治水対策を県に要望してきました。
今年の9月県議会の一般質問でも、私はこの問題を取り上げています。以下は、その際の質疑の要約です。
野田たけひこ「飯山満川上流地区において、下流の整備が進むと、抜本的な浸水対策に結びつくことから、飯山満川の早期整備が必要と
考えるが、いかがか」
県土整備部長「飯山満川については、海老川に合流する点から上流側2,800メートルの区間において、流域の区画整理事業と連携
しながら、河川改修を実施している」「これまでに、飯山満地区土地区画整理事業区域内の延長700メートルのうち、
500メートルの河道、1号調整池及び2号調整池の整備が完了した」「引き続き、地元の皆様のご協力を頂きながら、
早期整備に努める」
野田たけひこ「海老川下流域住民の安心安全の確保を図る必要があることから、海老川の河道掘削及び海老川調節池の暫定掘削等の
早期整備が必要と考えるが、いかがか」
県土整備部長「船橋市街地の浸水被害の軽減を図るため、海老川水系河川整備計画に基づき、河口から八栄橋までの区間において、
県では河道改修や海老川調整池の整備を実施している」「現在、河道掘削に向た検討をしており、調節地については、
今後、取得済用地を活用し、暫定掘削をする」「引き続き、地元の皆様のご協力を頂きながら、早期整備に努める」
かつて千葉県では、河川の監視は担当者の目視によるものとし、水位の変化にリアルタイムで対応することができませんでした。私は水位の変化に迅速に対応するために、令和元年の12月県議会・令和2年の2月予算委員会において、最新技術を取り入れた河川監視カメラシステムを導入するよう県に働きかけ実現に至りました。そして現在、海老川と飯山満川に河川監視カメラシステム(危機管理型水位計)が設置されています。
私は、千葉県の浸水被害をゼロにするため、これからも頑張ります。