格差の是正

新年明けましておめでとうございます。昨年末の衆院選では、兄が大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。お蔭様で兄は引き続き国政の現場で活躍する機会を得ることができましたが、ご承知の通り、千葉県でも自民党が圧勝という結果でした。今年4月に実施予定の地方統一選においても、その流れは続いているものと覚悟し、尚一層身を引き締めて今後とも活動する所存です。

さて現政権下の経済政策が継続されるということは、円安で原材料、日用品、食料品の価格が上がる可能性が高くなり、それに実質賃金や年金などの所得の上昇が伴わなければ、たとえ輸出が好調になったとしても、また株式市場が好調になったとしても、生活を切り詰めなければならないことを意味します。アベノミクスの考え方は基本的に小泉政権下の「痛みを伴う改革、構造改革して景気回復なし」と同じ考え方でから、当時のように「勝ち組」と「負け組」とがはっきりとし、今後、格差が拡大することが懸念されます。

自由主義経済の世界ですから、努力が報われ「勝ち組」となった人は賞賛されるべきです。しかし、世の中は平等にできていません。富める家で生まれたか、貧しき家で生まれたか、男女の違い、学歴、職業、障害の有無。機会の平等が与えられて、誰しも競争に参加できるとしても、スタートラインが違うのであれば、その競争は公正といえるでしょうか。才能ある者がその才能を使うことを認め、奨励するが、その才能を発揮した結果、得られるものの権利は最下層にいる人のために役立てる。共産主義ではない、それが公正というものです。そしてその公正がなされることにより、格差が是正されることに繋がります。私は特に所得の再分配機能を持つ、医療、介護などの社会保障の充実や子育て支援、教育環境の整備等に尽力し、格差の是正に取り組みます。

末筆ながら、皆様の本年益々のご健勝とご多幸を祈念致します。